揺蕩うことば

忙しいなかでもなにか、自分の思考をアウトプットして残しておこうと思って

スケートカナダ感想

土日からいろいろあって、演技自体は見ていたのですがこんなタイミングに。

中国杯始まっちゃったよ?!

 

f:id:Supervielle:20151107105350j:plain

まずその髪をどうにかしてほしい。

 

ショートの羽生の点数が低い

というかシングルはどうしたんだ
という方向けもちょっとある記事です。
 
 
詳細はスポーツナビ見てください。
 
 
で、感想。
もう秋のパンクとザヤ祭は起こってしまったので諦めましょう。
 
 
まず男子。
 
日本勢のダイスから。
ショートでまず目を引いたこととして、
身体の使い方が昨季より柔らかくなっていました。
ジャンプはいいとしてかなり直線的、
直角的な動きが目立ってましたが、曲調もあって改善されたのでは。
それでもまだPCSはトップ層には劣るので、
あの点数は妥当だと思います。
フリーがほぼ完璧なPチャン直後最終滑走という
尋常じゃないプレッシャーのなかの演技でした。
4Sが崩れないのはよかったですし、こちらも
身体がしなやかに動いていたので昨季より
上達してます。
ジャンプ構成はできるなら変更すべきだと思うのですが、
NHK杯までに可能ですかね。
サルコウが得意だから多いんでしょうけど、ちょっと気になりますし、
パンクしたときのザヤ対応が必要なので。
SPでセカンドループとかいうかなりレアな構成だったので
振付の若干修正は入っても能力的にはできるはずです。
 
 
シニア参戦の川原。
3Aがイマイチな出来でした。もっともクワドや3Aをバッコンバコン跳んでる一部ジュニアがすごいだけで、今後精度を上げればいいだけかと。
次の五輪でまたベテランが引退して枠自体はできるはずなので、
そこで争える力がついていたら。
まっちーの躍進を見てると努力や才能は必要でも、
あんな一気に伸びることもあり得ると思えます。
フリーも全体的に「跳びまっせー」って感じなのでTRが稼げません。
GPS初で更にあのミス祭のなかで地味に転倒やエラーが
なかったのは素晴らしいです。
 
 
 
今季やっちまった感暫定1位の羽生。
まずなんであの点数か。
ショートのソロジャンプはトリプル以上が必須です。
4Tが2Tになった時点であれは0点になります。
次に3Lz+2Tの、2Tが繰り返しのためコンビネーション毎0点です。
ちゃんとルール通りなので、異論があるならジャッジでなく
ルールの改善案を示しましょう。
ということでジャンプは3Aしか点が入ってません。
ほとんどスピンステップ(レベルは取れていました)とPCSで稼いでいるので、
むしろPCSすげぇって演技でした。
それでも普段よりキレがなかったのでもう少し低くなると思ったんですけど。
そこは素人目なので。
決まった3Aのイーグルサンドは見飽きたし、アクセル得意なのでそろそろイーグルを前後に入れないタイプのアクセルを見せてください。
オーサー門下のハビエルは昨季ショートで凝った(凝りすぎた)入りでしたし。
今一番問題視すべきはクワドでなく、
ルッツがまた安定してないところだと思います。
あれがクリーンに着氷していれば3T付けられたはず。
フリーがいつも以上に殺気を纏っていました。
陰陽師なんで殺気があってもいいと思います。
3クワドに二度の3Aという基礎点からして叩きのめす構成で、
それをやってのけるのは流石。
一方で微妙にレベルが取れていなかったりルッツが
ここでも鬼門だったりと、課題も結構あります。
前半よかったですが後半動きのキレが落ちたように見えました。
 
 
ショートでカナダ男子らしいアクセルを見せてくれたうちの二人。
先にPちゃんから。
いい意味で気持ち悪いスケーティングです。なにあれ。
冒頭の4T+3Tはセカンドの流れが惜しかったですが、
一年休んでのGPSでクワドからコンボ跳んでるわけで。
ジャンプがアレなだけで全体見ると流石のパフォーマンスでした。
彼は上体の動きがあったりなかったり、少なくとも多様ではないですが、
明るい曲ならノリやすいみたいなのでショートは今のようなものが
いいんじゃないでしょうか。好みですけど。
フリーは圧巻でした。4Tのパンク以外にミスがありませんし、
パンクしても不恰好ではないためGOE加点もらえますし。
とにかく減点する箇所がありませんでした。
PCS10.00出し過ぎですがSSについては彼を超える選手がいないので
そりゃでるわなっていう。
GPS復帰戦の地元でこの演技なのは嬉しいですが、逆にこれ以上を
今季やるとしたらもうあと4Tを決めるくらいしかないのでは。
あとはキャメルが3なのでそこのレベルを取って……GOEが
これだけ稼げると本当にあとなにすんのってレベルです。
ジャンプ構成変えます?
 
 
いいシリアス感で滑ってると思ったら終わった瞬間
いつもの笑顔に戻ったナムナムヌードル君。
チャン不在の昨季カナダのトップを取ったので、
これから引っ張っていくんでしょう。
いつになったらカナダ男子は五輪の頂点に立つのか。
彼はコミカルなプログラムが苦手ではなく、どちらかというと得意なのですが
、そのなかでメリハリがないのが残念でした。
今季はキリングフィールドなのでステップアップとイメチェン図ったんでしょうか。
クワドが綺麗です。アクセルのミスはもうええわ。
フリーは大きなミスはなく。
こちらも4T+3Tを冒頭で決めて盛り上がる構成。
3Aも決めました、が。
レベルが取れてねえ。
FCCoSp3pという色々できそうなところで取れていないのが心配です。
 
 
キスクラのジェスチャーが大人しくなったミハル。
あれか、結婚したからなのか。
今季既にいくつかの大会に出てるので確認していたんですが、
いつ4Sを降りるんだろうか。あの高さが魅力なのでまた見たい。
ミハルはステップでの身体の使い方が大きくて好きです。
微妙に詰まってたところがあったように見えましたが、
動き自体はよかったんじゃないでしょうか。
ジャンプだけかと思ったらスピンも頑張れ。
フリーも転倒が多いです。
3Aの高さは素晴らしいんですがクワドが一向に成功しません。
年齢的にもそろそろまた強いミハルが見たい。
 
お茶の間に颯爽と現れる薄紫髪の謎の青年りっぽんぽん。
とりあえず今彼の中でロックが来ているのはわかりました。
クワドルッツいつ降りるかなと思い続け今大会叶いませんでした。
とか残念がっていたら中国杯でジュニア上がりが普通に決めてました。
なんなんだ一体。いや昨季ジュニアで明らかにジャンプがおかしいの
一人いたのでわかってはいたのですが。
リッポンの話に戻します。
動き自体は面白いしいろいろやっているのですが、助走も
結構取るためにTRが下がる。ジャンプも4Lzは難しいとしても
他もGOEの加点があまり取れなかったりと、このメンバーとショートの
点数の中で表彰台はちょっと厳しかったと思います。
 
 
 
 女子はこちらもパンクにアンダーローテになんやらと
色々大変でしたが、すべて見る時間がなかったので
アシュリー200超えおめでとうとだけ書いておきます。
 
明日は中国杯の記事書けるといいなってことで失礼します。
 
読んでくださりありがとうございました。